LEE

チョウ・ユンファのマカオ極道ブルースのLEEのレビュー・感想・評価

4.2
周潤發大忙しの時期の一本
脚本がウォンカーウァイだけあって非常にドラマが面白い作品だった


男たちの挽歌が大ヒットしたことによる香港ノワールブームに乗っかった作品のひとつかもしれないけども、その乱造された作品群の中でもかなり好きなストーリーだった
兄弟の絆を選んだアランタンと恋人を選んだ周潤發は途中別々の道を選ぶが、結局周潤發は兄弟を選びまた二人が同じ舞台に立つという展開はやはり熱くなる
その周潤發やアランタンが恋人と仲良くなるシーンをじっくりと前半描くことによって、より兄弟を選ぶことの重要さが見ている側に伝わってきた
キャラクターでいうとアランタンと周潤發は最高だったんだけど、オンザラン非情の罠でもお馴染みクールビューティーなパットハがとても美しくてよかった
個人的にもっと警察の描写多くしてほしかったなとは感じた


アクションは挽歌1でもアクション監督だったトンワイらってこともありちょっとワチャワチャしている感じはあるが中々気合いが入っていて面白い
周潤發が出てきた途端アクションが引き締まるのはさすがと言ったところ
ラストは挽歌みたいな感じで終わるのかと思いきやまさかの展開で個人的にはとてもいい終わり方だと思った


傑作香港ノワール!
オススメです
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