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鏡の中にある如くの655321のレビュー・感想・評価

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)
3.9
『叫びとささやき』を観て思ったことと
ほぼ同じことをこの映画の父親が言ってた。

愛が神だ、と。

自分に言い聞かせるように。


“神”とは世界の受け入れ方を問う存在なのかな、と思った。

「人は皆、円を描いてそこに閉じこもって生きている。時おり人生の現実に円を突き破られてもすぐに別の円で身を守る。」
「かわいそうなパパ」

小説家である父は小説の中に。
精神病である娘は病気の中に。

交わる瞬間に
音を立てて世界は崩れていく。


…非常に難解で言葉にしづらい。
特にラストはどう受け取ったらいいのか。
なんとなく額面通りポジティブには受け取れないかな。自分は。
息子を虚構に誘う父の姿に見えた。
うーん、難しい。
他のも観た後でまた戻ってきたい。
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