PERSPECTIVE

ジョン・カーペンターの 要塞警察のPERSPECTIVEのレビュー・感想・評価

5.0
秋のカーペンター祭第1夜。そりゃね、こいつぁB級映画ですよ。どっからどう見ても低予算だし、話は昔(マカロニ以前)の西部劇みたいだし、登場人物も考えを変えることもないし、んでもってやることやったら画面上からいなくなるんだもん。でもね、こいつにはほかのB級にはないあるものがある。先ほど西部劇のパクリだといったが、根底にあるのはカーペンターのもつ”オリジナリティ”だ。チープなれどシンプルで力強いBGM、それとSEをフルに使って、作品全体に緊張感を持たせておく演出などなど、後のカーペンター作品でも使われるこれらの”オリジナリティ”が作品をより面白くしており、ほかのB級映画の中でも異彩を放っている(と自分は思い込んでいる)のだ。
PERSPECTIVE

PERSPECTIVE