さすらいの用心棒

ジョン・カーペンターの 要塞警察のさすらいの用心棒のレビュー・感想・評価

3.8
ストリートギャングに包囲された警察署で、外部との連絡がとれないなか警官と囚人が団結して攻防戦を繰り広げるサスペンス。

『遊星よりの物体X』を監督したハワード・ホークスのファンだったカーペンターが『リオ・ブラボー』を現代に翻案したもの。攻防戦に至るまでの過程が非常に丁寧なんだけど、攻防戦のアイデアをもうすこしひねってほしかったところ。前半で子どもが撃ち殺されることで普通の映画文法が利かないことが明示され、生き残れるかのサスペンスがより高まったと思うのだけど、主人公たちのキャラが強すぎてあんまりハラハラ感はない(笑)
銃をぶっ放しているだけでこれだけ面白くなるのか。