tristana

イヴ・モンタンの深夜列車のtristanaのレビュー・感想・評価

イヴ・モンタンの深夜列車(1967年製作の映画)
5.0
牡蠣に集中しているのでアヌークエーメの天使の話は聞き流すイブモンタン。仲睦まじいように見えながらおそらく子どもを断念した夫婦。早めの夕食からバスで駅まで、学会のあるベルギー?に向かう特急の客室のシーン、ここの流れだけで素晴らしい。二人の表情、去来するロンドン旅行の思い出。うたた寝から覚めると特急が突然停車、様子を見に降りるとその間に妻を乗せた列車は走り去ってしまう。一緒に置き去りにされたのはなぜか偶然乗り合わせた旧知の二人。ここからどう着地するかは自分以外は分かると思うのだが、ピコリのやつといいこういうのは文句なく好き。同じ客車に乗った夫婦連れの、スニッカーズみたいのを常に食べてるナスキンを縦にしたような女も良い。
tristana

tristana