すずき

ビバリーヒルズ・コップ2のすずきのレビュー・感想・評価

ビバリーヒルズ・コップ2(1987年製作の映画)
3.8
デトロイト市警のアクセル・フォーリー刑事は、前作の事件の縁で知り合ったビバリーヒルズのボゴミル警部と親交が続いていた。
巷を騒がせる強盗団の足取りを捜査していた警部だったが、強盗団の罠にかかり撃たれてしまう。
更に、彼の部下であるローズウッドとタガードは、強引な警察長によって交通課に左遷される。
怒り心頭のアクセルは、ビバリーヒルズに向かい、2人を誘って独自の捜査を開始する…。

エディ・マーフィー主演のシリーズ2作目。
犯罪都市デトロイトの元ヤン不良刑事が、ハイソなビバリーヒルズで活躍する、という設定が前作より活かされてる気がした。
アクセル刑事の違法捜査も更にパワーアップ!
元ヤンの犯罪者知識と、得意の口から出まかせのハッタリを武器に捜査していく様は痛快。
ちょっとハッタリがしつこい様な気もするが、彼はそういう芸風なので…。

あとキャラクターが前作から引き続き登場なんだけど、性格が大きく変わっている。
特にローズウッド、真面目なチョイ抜けた青年だったのが、前作ラストで何かに目覚めてしまい、アクセルに憧れ彼同様の不良刑事に!
そしてスタローンの「ランボー」「コブラ」に憧れ、アクセルもドン引きするほどのガンマニア。
なんか、「こち亀」の初期中川みたい。中川はローズウッドとは逆に、落ち着いていったけど。
ローズウッドのブレーキ役のタガード刑事も、普段は真面目だけどたまにボケるのが笑える。

アクションも前作以上のスケール。
カーチェイスにクラッシュ、そして爆発!
犯人一味以外にも被害がデカすぎて、もはやどちらが犯罪者か分からない。半分はローズウッドのせいだけど。
そしてクライマックスはどデカい銃火器が飛び交うド派手な銃撃戦。
ローズウッドも二丁ショットガン+サングラス+ロングコートでノリノリである。
途中、鳩が登場する事からも、ジョン・ウーへのオマージュである事は確定的に明らか。
いいぞもっとやれ!