くわまんG

翼のない天使のくわまんGのレビュー・感想・評価

翼のない天使(1998年製作の映画)
2.5
あらすじ:人に優しくしていたら神様が微笑んでくれるよ。

神様を探すというミッションを開始した少年が考え方を変えて神様を見つけるお話。

かなり期待してた、シャマランの締まらん初期作。やっぱりシャマラン、心境変化の描写が雑なんですねぇ。「はい、神様はいますのでね。もう説明しなくてもわかるでしょ?」なんて説明じゃあね、無神論者が考えを変えるわけないんですよ…笑。

ジョシュアに奇跡が起こり始めたのは、その心のありようが変わったから。忌避していたイジメっ子や、邪険にしていたデブに、すすんで優しく接するようになったから。そういう人物に生まれ変わったから、あの日デイビッドの家を訪ねようと思い立ったんだし、ホープも彼を応援したのです。

しかし、肝心の心変わりのきっかけが、全く見当たりません。せいぜいシスターに話したり、神父に告白したり、色んな宗教の真似事した程度。それ(諦めず一心不乱に祈る)で救われるのが宗教のパワーなのだ~!…てことだろうけど、明らかに説明不足ですわな。。

大体、12歳男子ってのは「世界は捉え方次第で変わるんだ!」なんて発想転換できるほど成熟してないし、「じぃじが天国で元気か神様に聞くんだ♪」的なメルヘンを嘲笑し始めるお年頃でしょうし…ん~、シャマラン好きなんですけどねぇ笑