麻菜

The 11th Hourの麻菜のレビュー・感想・評価

The 11th Hour(2007年製作の映画)
4.3
気候変動は現実、脚本のようにハッピーエンドに書き換えることはできない
色眼鏡で観ずとも、生きたドキュメンタリーだった
人体の一兆個の細胞のうち90%はヒト以外
の生物であり、人間は地球の生物の歴史そのものだと言える
それなのに、人類こそ至上となぜあぐらをかけるのか
私たちに支配権などない
現在の行動が未来に影響すると認知できる唯一の動物が、毎日丁寧に地球を殺している
年間5万もの生き物が絶滅している中で、人間が残っているのはたまたまなのだとなぜ考えることができないのか
無関心が何かを殺すことはあっても、救うことは決してない
ギリシャ神話のようにいつか罰を受けることのないよう、自分たちが創り出した未来という概念に誇りを持ちたい
麻菜

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