平田一

The 11th Hourの平田一のネタバレレビュー・内容・結末

The 11th Hour(2007年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

“人は気付いた範囲では、最善を尽くしてる”

環境問題・地球温暖化現象への問題や、迫る来る危機に対し、ボクらは何が出来るのか?

今ボクらの日常を支える恩恵はどこから……何から生まれ、そこから生じるリスクをどこまで知ってるか?

最後の時=イレブンス・アワーという言葉から、最近よく聞く「接続可能(サスティナブル)」な未来の実現への鍵を、専門家の意見を交えて掘り下げていくこの映画。

ナビゲーターがレオナルド・ディカプリオだと聞いて、興味を持ったのが最初で、そこから大分かかりましたw

でもホント、このタイミングで見れたの幸いでしたね。

コロナウイルスもそうだけど、人類がイレギュラーだと思うことってそうじゃなくって、結局は“起こりえる”一つに過ぎなかっただけ。単に僕らがイレギュラーだと思い込んでいただけと、この映画を見終えた今は、つくづくそう思います……

とはいえすべてを把握できて、理解できたわけでもない。何度か見てその意味を熟考する必要も……けれどこれは学校の授業の教材にも使える、本当に素晴らしき一石の映画です。

劇中に出ていた言葉「慢性の犠牲」とか「倹約」とか、自然がどれだけ僕たちを助けているか……まさに「タダより高い物はない」と言える現状で、一方で共に歩むための多くの試みも。

これを見ると関心をもっと持ちたいだけじゃなくって、付け焼き刃にならないためにはどうすればいいかとか、友達とか同じ関心持ってる人と語りたい。語り合って、受け取って、出来ることから実践したい。

タイムリーなテーマを真摯に伝えた作品でしたね。

若干固すぎな見解も無いってことはないですが、これは是非、DVDを購入したい作品です。

ホント最近ドキュメンタリーづいてますね。気が付けば(笑)。
平田一

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