トノモトショウ

風の中の牝鷄のトノモトショウのレビュー・感想・評価

風の中の牝鷄(1948年製作の映画)
3.0
小津らしからぬテーマだが、全編で小津らしいカット・セリフ回し・演出がなされる。ラストの階段落ちからの一連のシーンにおける田中絹代の演技にゾッとするような気持ち悪さがあって、それは彼ら夫婦が愛と呼ぶものの形が極端に歪なものだからだ。