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風の中の牝鷄のssのレビュー・感想・評価

風の中の牝鷄(1948年製作の映画)
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「女に一体何が出来るっていうの?」
このセリフにこの時代女でいることの生きづらさが集約されてる。

戦争に行ったきりまだ帰ってこない夫。
大事な息子は病を患い、治療費を捻出するために時子がとった行動。
忘れたり許したりしながら、もがいて苦しんで夫婦が家族になっていく。

また、ドラマとかにもよくある浮気をした罪悪感でいっぱいになって喋っちゃう自己中告白とはまた違うし…胸がはち切れそうだった。
わかってんのよ、お互い。

修一役の佐野周二がもうね、男前で。
ちりちりっとした頭に無精ヒゲ…。
ダンディで現在でもバリバリ活躍出来るよ!なぁんて思ったらあの関口宏のお父様だった!
もう早くも2018年でびっくりしたことTOP10に入っちゃいそう!

こちらも松竹大船撮影所で撮影されたとのこと。跡地は今は女子大とかになってしまっているからね、時代の流れでは仕方ないんだろうけど、ね。
ちょっぴり残念でなりません。

2018/1/30
ss

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