面白かった。
学園選挙コメディ。
個人的な感想だけどなんて言うか変わった面白さで、旅行でもなんでもいいけど撮った写真を整理してたらたその中に友達がたまたま白目剥いてたのがあって、そういう変な瞬間の写真ばかりをわざわざ探して１冊のアルバムにしたような意地悪い面白さだった。
意地悪いといえば、このアレクサンダー・ペインの作品といえばどれもちょっと意地悪な視点が調味料のようになっていい味が出てて、作品を重ねるごとにその分量が絶妙になっている感じがする。
ただこの映画、まだ若い頃だけあって、もう調味料というより意地悪でダシから取ったような感じだった。
役者の顔のチョイス。笑
映画的な美男美女が誰も出てこない、本当に居そうなリアル。加えてアメリカ田舎の高校生の服のダサさ。出てくる車の微妙さ。
ただ地味な映画なりにドタバタするけど、あの自業自得な教師も含めて収まるとこに収まって筋を逸れてないおかげで意地悪な映画なのに後味が悪くない。
観終わって、多分監督はいたずら好きだな思った。
ハチにまぶたを刺されるくだりとか本来全く必要ないからね。笑
