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シェフとギャルソン、リストランテの夜のslowのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

アメリカでレストランを営むイタリア人兄弟の物語。見所は前半で否定され続けた兄弟のイタリア料理に、アメリカ人達が舌鼓を打ち、溜息をもらし、次々と料理を平らげていく後半部分。女の子が「ママは料理が下手だった」と嘆いていたのが印象的。腹が空く以上に、胸のすくシーンだった。
恋の行方や兄弟2人の行く先については、はっきり描かれていない。でもそこがまたいい。

説明はつかないけれど、エンディングとオープニングが繋がって見える不思議。この映画が、兄弟を支えてきた青年の見た最後の晩餐の夢だったら…酷な夢だけど。どちらにしろ夢のような映画だった。
この映画の面白さ「意味不明だけど、信じるよ」。良作。
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