みーちゅう

ワンス・アポン・ア・タイム 英雄少林拳のみーちゅうのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「武徳」を教えるラウ・カーリョン監督の素晴らしき映画。
悪役を殺して解決するお話ではない。寛大な心で!

OPも将軍令流しながら黃飛鴻と師匠の陸阿采。原題がこの二人。シンプルで良い。スタッフの名前の出方も好きなんだよなぁ~。キャストとあまりかぶらせない。
黃飛鴻役がカーリョン監督の義弟の劉家輝。相当監督にしばかれてると思います。
師匠役がショウブラおなじみ陳觀泰。老け役だけど肉体美は当然そのままなので美しい。この作品で顔と名前を覚えました。
相手(黒い方)のパン師匠は過去に黃飛鴻役で映画撮ってた事があるのでゲスト扱い。今回は敵役ですけども。
基本は筒の奪い合い話。広東の伝統行事。ショウブラスタントマン祭りというイメージになっちゃってますが、ブルーレイください。追いかけるの大変。ユン・ピョウは黒チーム。
鳥かご持ったホー先生が監督。実はチェンという強盗なので実弟のカーウィン(ユエン役)に追われております。
私はカーウィン好きなので、殺されてしまうのは悲しいが…ユエンさんはいい人である。おかげで師匠に弟子入り出来ました。
いい人と言えば、ごま油シンさんも優しい。シンさんが「危ないから絶対ダメ!」って言ってたらお話が変わってしまうのもあれども。
蹴られて肋骨折られたリンさん役の汪禹が色っぽい。
ラウ家兄弟バトルも月夜で刀が光って美しいのです。
修行シーンも、皿→茶碗→おちょこと一体何枚割ったのか気になるくらいに棍をクルクル。回転系木人椿。水の板は短め。
修行終わるシーンがセット水没する勢いで雨降ってて美しい。尊い。
2年修行して、ユエン殺しのチェンと同じ林でバトル。でも脚傷付けるだけで殺さない。あとは法にお任せ。
また筒奪い合戦するんだけど武徳があるので相手に譲る。優しい。喧嘩はダメなルールの中、鉄の棒で殴ってくる相手でも寛容!

師弟尊い +0.5
武徳の教え +0.3
ラウ兄弟バトル +0.3
スタントマン祭り +0.3
雨のシーンの広東語声優 +0.2
カーウィンが死んじゃう -0.3