『シティ・オブ・ゴッド』以来のブラジル映画視聴
ファベーラ（スラム街）の利権を狙い特殊部隊に麻薬系ギャングを掃討させその後の街を仕切る政治家や腐敗した警察の実態を倫理観の高い政治家や公安部の職員が捜査していくお話です。
◆良い点/注目ポイント
・腐敗した警察の悪事がカルテルより酷いです。監察官がいないのでしょう。
・ハリウッド映画のように善人が絶体絶命の危機でも助けが入らない。この絶望感の表現は見事に予想を裏切られます。特に美人のマスコミの人。
・時代劇の悪代官のような描写に日系人の影響もあるのかなと思ってしまいます。柔術ではなく柔道の練習シーンもあります。
◆改善点
・この作品は前作があるらしくタイトルも不明なのと国内に出回っている気配がないのでいきなり2作目からの視聴となります。
◆総括
・よくできた社会派ドラマでした。法の番人がアウトローという一番救いようのない状況が続かないように祈るばかりです。
