フェリーニは、監督デビュー前にラットゥアーダ監督作品の脚本を書いていたこともあり、師匠のラットゥアーダと共同で監督した本作ではあるが、事実上のフェリーニの監督デビュー作である。
本作は、貧乏旅芸人…
文学の場合、処女作に作家の全てが宿ると言われるが、映画には当てはまらないと思っていた。今作にはフェリーニの全てとは言わないが、繰り返し用いられることになるモチーフたちが散りばめられている。
夜の通り…
ラットゥアーダの家族がいっぱいクレジットに載ってた。ジャズやりたい黒人のジョンとクラシック一筋のピアニストがお互い譲らないまま不協和音をかなでることになるのが映画音楽として面白かった。全部失って一か…
>>続きを読むフェリーニは好きだが本作はイマイチ。特段意味のない窃視症的なスペクタクルが多すぎると感じてしまう。ネオレアリズモでもなければカトリシズムでもない、なんとも中途半端な感じである。ところどころ見られるギ…
>>続きを読む喋りがやかましすぎて全然乗れない。
中盤、弁護士の屋敷に招かれ、一同がご馳走にありつき咀嚼音を立て続けるシーンがあるが(ああいった音声を品の無いものと捉える向きもあるだろうが)、この映画においては…
脚本家としてキャリアを積んだフェリーニのアルベルト・ラトゥアーダとの共同での監督デビュー作。
旅芸人一座の元に踊り子志望の若く美しい女が現れたことからその結束に綻びが見え始める物語です。
芸人に宴に…