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ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナのめるのレビュー・感想・評価

3.0
うわあああ…結構面白かった。

なめてた。


最近のポケモン映画はつまらないと決めつけてたから、面白かったことにびっくりした。つまらないと決めつけちゃってごめんなさいとしか言えない。

面白いと感じたポケモン映画はかなり久しぶりだった。私がシリーズ平均でポケモン映画ランキングを付けると、AG>無印>DP>>BWだったんだけど、XY(&Z)はDPとBWの間かな。年々悪くなっていると思っていたけど、BWよりもXYの前2作品よりもずっとずっと良かった!!!


まず設定から良かったと思う。サトシと人間嫌いのボルケニオンが見えない鎖で繋がっちゃうっていう。
これだけでも面白くて、ボルケニオンに何度も衝突するサトシを見ていてめっちゃ笑えた。サトシってば丈夫すぎ!(笑)

そして、ロケット団が影だけの存在じゃなかった!!こんなにガッツリ話に関わってきたのって『ルギア爆誕』ぶりですかってくらい存在感を発揮していた。特にニャース。ニャースに涙を持っていかれるとは思わなかった。この映画で一番の素晴らしい仕事をしてくれました。

あと、良かったところ一つ目は"ソウルハートを取られたマギアナの死の描写。これにはゾワッとして見ていて怖かった。機械みたいなポケモンなのに動かなくなると本当に死んだように見える。
そして、二つ目は"ボルケニオンの嘘"に泣かせられた。嘘をつくから人間は嫌いだと言っていたボルケニオン。俺は嘘をつかないと主張するサトシ。それなのに、物語の最後に嘘をつくのはボルケニオン!!「嘘つくなよ!」と言う サトシにぐおおっと私のソウルハートが持っていかれました…

ボルケニオンが死んだのは悲しいけれど感動的に終わるんだろうと思っていたら、まさかの生きてた展開。
「えええーっ、ありきたりじゃん!」とか思ったけど、ボルケニオンの愛でマギアナが自分を取り戻すという、私が考えてなかった感動のハッピーエンドだったので良しとする。


ボルケニオンとマギアナが尊い。あれは完全に親子なのに、ときどき恋人にも見えちゃう!



これでポケモン映画はすべて鑑賞です。アニメシリーズを全部観るのは大変ですが、映画だから全部観られました。
それでもやっぱり私の一番好きな作品は『水の都の護神ラティアスとラティオス』で、一番好きな映画シリーズはアドバンスジェネレーションでした。

サンムーンの映画も楽しみにしています!
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