大島育宙

北北西に進路を取れの大島育宙のレビュー・感想・評価

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)
4.1
前半はストーリーテリングの引き出しの宝庫!

・地平線が見える荒野のシーン
・オークション会場の発想の転換のシーン

が徹頭徹尾全部超面白かった。
荒野のくだりはアメリカでしかできない!
羨ましい。


謎の美女が登場する中盤までは「ヒッチコック映画一面白いかも?」と思えた。そこまでで大満足。

後半、主人公が意思を持って動き始めてからが、つまらなくはないけど前半に比べてワクワク感が減る。難しい。

背景の合成感などを除けば70年前から面白さの本質は分かってないとわかる。