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北北西に進路を取れのliamのレビュー・感想・評価

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)
3.7

監督はサスペンス映画の神様、「めまい」のアルフレッド・ヒッチコック。主演は「月夜の出来事」のケーリー・グラント。他に「愛情の花咲く樹」のエヴァ・マリー・セイント、「針なき時計」のジェームズ・メイソン、「いとしの殿方」のジェシー・ロイス・ランディスなどが出演。

キャプラという男と間違われて誘拐されてしまった広告マン、ロジャーは、謎の人物タウンゼントからある仕事への協力を要請される。そして、人違いが判明すると今度は泥酔運転に見せかけて殺されそうになる。窮地を脱したロジャーは、翌日、真相を確かめようと国連ビルへ赴くが、そこに現れたタウンゼントは全くの別人だった。そして、タウンゼントの背中にナイフが突き立てられ、容疑はロジャーにかかってしまう。

ヒッチコック作品初鑑賞。初めてだけどかなり面白かった。

テンポがいい作品で観ていてまったく飽きない。昔の作品だけど、今観ても面白いのは脚本が洗練されている証拠だろう。

この作品はアクション色が強くて、ユーモアもあって娯楽大作って感じ。007の原型にもなっているらしいんだけど、それも分かるようなストーリーだった。
エレベーターでロジャーの母親が殺し屋に対して「本当に息子を殺しに来たの?」というシーンなんか緊張と緩和のお手本みたいなシーン。笑

最後のシーンの列車がトンネルに入るシーンは完全に挿入を表していて、あからさまで笑えた。笑

ただ最近の映画に慣れているで、所々ショボさを感じるときは正直ある。笑

いつの時代に観ても楽しめる映画。
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