玉之丞

ボーン・コレクターの玉之丞のレビュー・感想・評価

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)
3.7
【頭脳リンカーンと優秀な相棒アメリア】

〈ストーリー〉
優秀な科学捜査官のリンカーンは、ある捜査で不慮の事故に巻き込まれ、脊髄損傷により肩から上と指一本を残し身体の自由は失われてしまい、住み込み看護師セルマと生活をしながら安楽椅子探偵として事件解決の手助けをしてきました。

そんなある日、NY市警のアメリアの元に無線で通報が入ります。
指定された鉄道線路に到着すると、そこには1人の少年が立っていて、ある場所を指で示していました。
その方向に顔を向けると埋められていた遺体に気付き、すぐ様その少年に使い捨てカメラを買いに走らせ、数枚の証拠物件をカメラに収めました。
アメリアの撮影した証拠物件の写真は大きさや状態の比較が出来る様に工夫が施されていました。
更に、慰留品の散乱を防ぐために貨物列車の走行を止めた事で、冷静で的確なその判断にリンカーンの目が留まります。

事件の証拠物件を見たリンカーンは、次の殺人が行われる時間、場所を示していのではないかと推測をたて捜査を始める。

アメリアはリンカーンに才能を認められ捜査の手助けをして欲しいと依頼を受けますが、既に青少年課に転属していた為、断ります。

ですが、リンカーンとの会話を繰り返している内に相棒とし働く事を決意します。
そして事件解決の糸口を探す事になります。

〈個人的な見所〉
●リンカーンの命を賭けた戦い
何度も死にかけます。
演技力なのか、本当に死にそうで少し恐くなった。

●アメリア、能力の開花
埋もれていた才能。
誰にでも当てはまると思いますが、誰と出会うか、どう出会うかで人生が大きく変わる気がします。

●犯人の怒りの元凶
情報量が多過ぎたせいか、急に、なに?え?ってなった。

〈感想〉
何を書いてもネタバレになりそうな位、内容が濃密過ぎるこの映画。
アメリアとリンカーンのタッグが最高過ぎたせいで、アメリアは先輩や上司から憎まれ口を叩かれながら捜査を続けます。
それでも孤独に立ち向かう姿に女性の格好良さを感じた。
玉之丞

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