すとんこ

ボーン・コレクターのすとんこのレビュー・感想・評価

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)
3.5
脊髄に重大な傷を負ったため全身マヒを患った凄腕科学捜査官・リンク(=デンゼル・ワシントン)が、不自由な自身の代わりに現場捜査してくれるパートナーとして選んだ新人捜査官・アメリア(=アンジェリーナ・ジョリー)と共に、ニューヨークで絶賛活動中の連続殺人犯″ボーン・コレクター″を追うって話☆

犯行現場には必ず古い印刷の紙切れと、動物の骨、あるいは骨が剥き出しになるまでエグられた深い傷のある遺体を置くといった猟奇的犯行手口で警察を翻弄する犯人。
明らかに警察に対する挑戦的なメッセージを残して悦に入っています。

序盤は、リンクの考え方や指示に反抗的な態度を取っていたアメリアですが、犯行を止めたい、被害者を救いたい、犯人を捕まえたいというリンクの熱心さに絆(ほだ)され良きパートナーとなっていく過程は素晴らしい。

ですが事件解決のためとはいっても、明らかにリンクが推理を進めている様子は楽しんでいるようにしか見えず、所々笑みがこぼれちゃってる場面もちらほら。リンクも犯人同様、心が壊れちゃってる部類の側の人間ですね。

この手のサイコ・サスペンスのウリである、変態的な犯行手口、残虐な殺害方法などしっかりと押さえられている点も見所。
(時限式で高熱水蒸気噴射、生きたままドブネズミに食べさせるなど)

結末がイマイチ納得いきませんが、充分に楽しめるサスペンスであると思える一本(* ̄ー ̄)☆



○キャスト○
リンカーン・ライム/デンゼル・ワシントン
アメリア・ドナヒー/アンジェリーナ・ジョリー
セルマ看護士/クィーン・ラティファ
チェイニー警部/マイケル・ルーカー
ポーリー・セリット/エド・オニール
ケニー・ソロモン/マイク・マッグローン
リチャード・トンプソン/リーランド・オーサー
エディー・オーティズ/ルイス・ガスマン
バリー・リーマン医師/ジョン・ベンジャミン・ヒッキー
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