とぽとぽ

ブラウン・シュガーのとぽとぽのレビュー・感想・評価

ブラウン・シュガー(2002年製作の映画)
3.5
ヒップホップと恋に落ちたのはいつ?

このヒップホップへのラブレターはものすごくスウィート。それもコーヒーに砂糖というよりはココアのように甘く、予想できるけどハートで聴けばきっとあなたも好きになる。そんな紛れもないヒップホップ映画

脈はあり?イエス ノー 多分

幼馴染で親友の男女が、男性の結婚を機に徐々に互いを意識し始め、本当は愛しているのだと気付く…というロマコメ王道プロットなのだけど、そこにブラックカルチャーを代表するヒップホップに対する思いも等しくここにはあって、それが本作の原動力になっている。その前では自分をさらけ出せるヒップホップのように、誰が見ても特別な絆で結ばれている2人。
君はビートに乗った完璧な詩だ。ヒップホップを堕落させたグリンチが良心に芽生えたか?世に送り出したい音楽だけを出す自分のレーベルを、そろそろ良いやつにならなきゃ。本物のMCを売りたいという夢を抱いた本物志向ゆえの葛藤と自己実現。
問題はあなたがドレイを愛していることよ、あなたのほうがドレイに詳しい!ラップとヒップホップの違い?そんなの簡単よ。ただ好きなのと、恋に落ちる。だけどヒップホップは道を踏み外した。立ち止まればお互い失ったものが見つかるかもしれない。行け、ハンフリー。口周りのおしゃれヒゲと、止めコマからのクロスフェードによるシーン転換も印象に残った。

When did you fall in love with hiphop?
I used to love him
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