のんchan

ザ・ダイバーののんchanのレビュー・感想・評価

ザ・ダイバー(2000年製作の映画)
4.0
レビューを残すために再鑑賞❗️
久しぶりに観るデ・ニーロ(当時56歳)の名演技は文句つけようがないな〜、素晴らしい👏

アメリカ海軍史上、アフリカ系黒人として初めて「マスターダイバー」の称号を得た潜水士である実在の人物(Carl Brashear、1931年-2006年)の半生を描いたドラマ。


小さい頃から泳ぎが得意な黒人カール・ブラシア(キューバ・グッディング・ジュニア)は、父親から「俺みたいになるな、自分の道を切り開け」という教えの元で育ち、人種差別による様々な屈辱を受けながら、黒人初の潜水士を目指す。カールはどんな酷い仕打ちを受けても、困難にぶち当たっても、父親の言葉を思い浮かべて努力と強い精神で乗り越えていく。

カールの訓練をする鬼教官ビリー(ロバート・デ・ニーロ)は、トップの潜水士だったが、救助中のアクシデントで肺を損傷し、2度と潜水できない身体になってしまった過去があった。
当時の差別的な社会では、黒人の訓練生を潜水士にさせられないと指導官のトップからの命令もあり、ビリーはより厳しくカールに接していた。

カールは努力しながらも、途中の事故で左足の膝下を切断することになる。同じように身体に負担を強いられたカールに、あれだけ虐めてたビリーが最後の最後でサポートをする場面が涙なくして観られない😭
苛めとしか思えない法廷で、130kgの特殊な潜水服を着込んで12歩を歩かせられる。たった12歩。しかし並大抵ではない負担が...そのシーンのなんと熱いことか👏

キューバ・グッディング・ジュニアは渾身の演技を見せている。

デ・ニーロは嫌なヤツになり切れるし、どんでんの心ある人間への変化は感動させます🥺

そして、デ・ニーロの妻役に娘のような年齢差のシャーリーズ・セロン(当時24歳)が😍マリリン・モンローのようなメイクのせいで、途中まで誰か気付かないほど。美しくてキリッとした夫思いを熱演してました✨
のんchan

のんchan