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ビーグル犬 シャイロのOiwoのネタバレレビュー・内容・結末

ビーグル犬 シャイロ(1997年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

【ストーリー】
ビーグル犬シャイロと少年マーティの物語。
狩猟をしているジャドが飼っていたビーグル犬がある日、猟が嫌で脱走する。
シャイロ橋の下に逃げていた犬をマーティが見つける。
マーティの後を付いてきて、家まできたビーグル犬。しかし、お父さんはジャドの元に返すべきと言い、一度は返す。もし、もう一度脱走したら、足の骨を折ると言う。しかし、もう一度脱走し、マーティの元に向かうシャイロ。
マーティはジャドの元に返すのが嫌で、両親に内緒で小屋の中で飼うことにする。そして、ジャドがシャイロを売ってくれる金額までバイトして貯金を始める。シャイロは35ドルで飼ったと言っていたので、50ドルまで目標に。
しかし、ある日、シャイロは野犬に襲われて大ケガをする。先生は良い人でお金持ちは必要ないと言ったが、マーティは頑張って貯めていた20ドルを渡す。そして、シャイロを匿っていることを知ったジャドは引き取りに来た。マーティはジャドに契約を持ち掛ける。禁猟期に狩りをしていたことを秘密にする代わりにシャイロを渡せと。
ジャドは5日間毎日4時間働いたら、シャイロを渡すという契約書にサインし、マーティは熱を出しながらも、5日間働いた。しかし、ジャドは契約には証人の立会いが必要の為、契約には効果が無いと言い、家までシャイロを迎えに来た。
お父さんも抵抗するが、シャイロは車の中でに乗せられてしまう。車で帰る最中。シャイロは悲しそうにずっとマーティの姿を見つめていた。
それを見たジャドは観念して、シャイロを車から出し、マーティの元に送る。無事にシャイロはマーティの元で暮らせるようになった。

【感想】
犬の話を期待していたが、ヒューマンドラマが強かった。マーティが良い子過ぎて泣けた。まだ12歳なのに、自分でお金を貯めて、犬の世話も一生懸命で凄く良い子だった。お父さんの稼ぎが悪いせいで、祖母の治療費に家を抵当に出す羽目になり、しかも子供の自転車を自分でバイトさせて、買わせようなんて、親として恥ずかしくないのかと。またお父さんはシャイロ以外に、他にも沢山の野犬がいるが、それらは助けなくていいのかと問いかけていたが、不平等な優しさこそ、愛情だと思う。別にマーティがシャイロだけに優しくしたって何の問題も無い。それが愛なのだから。聖書には動物は人の為に存在するもので、感情なんてないと書いてあるということにびっくりした。お父さん、ジャド、大人達が情けなく、マーティなどの子供達が凄い立派だと思った。
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