規則に厳しく融通が効かなくて撥ねつける言葉ばかり吐き捨てるオーヴェ。でも本当は困った人を放っておけない正直者。
死を決意した時に限って、周りが彼を放っておかない。亡き愛妻を想い自分の内に閉じこもっていたが、周りに振り回されながらも、だんだんと外の世界へ向き合っていく。その過程がとても面白く微笑ましい。
最初はまぁ憎たらしいオーヴェだが、1つ1つのエピソードを知る毎に、新しいご近所さんとのやり取りを見るに、どんどん愛おしくなる。3人の朝の見回り可愛すぎ。
ひとりでもちっとも孤独じゃない。周りに人がいるひとりぼっち、とても幸せそう。
とても満足感を得られる映画。