【2016年レビュー】
現在と過去を行き来する中でオーヴェとソーニャの歴史を紐解き、隣人やソーニャの教え子の存在が現在のオーヴェの心を少しずつ変化させていく流れが違和感なく自然に伝わった。私の好きないい人しか出てこない作品でとても後味がいい。人の人生にはたくさんの登場人物がいて、一人一人にその人が主役のドラマがあるんだよなと改めて気付かせてくれて、ほっこりじんわりさせてくれた作品。唯一気になったのが59歳という設定。原作がそうなのでしょうね。この年齢、私の中ではまだおじいちゃんのイメージではないかな〜。
