題名がちょっと微妙だと見る前は思っていたけど、観賞後には素晴らしい題名に感じられました。この映画は素晴らしいです。まず映画としての撮影技法やストーリーは素晴らしいです。撮影の仕方が非常に良いです。最初は暗く撮っていたけれど段々明るくなっていきまるで主人公のオーヴェの心を再現しているようです。ストーリーはイーストウッドのグラントリノのトーンが結構明るくなった感じです。時代に遅れていて自分の殻に閉じこもっているが、本当は良い人であるおじいさんが近所の人と関わっていくうちにその殻が段々剥がれていく感じです。だからグラントリノを見たことがある人は既視感を感じるでしょう。どんどん人と関わっていくオーヴェの姿はとても感動できました。序盤はオーヴェがとても人生に絶望しているけど笑えます。結局人間の人生は何なのかを表した映画です。人間の人生は同じようなことばかりで良いことばかりではない、しかしそれをどのように楽しく生きていくかが大事というのが伝わりました。序盤でそれがかなりうまく示されててその点はグラントリノよりうまかった気がします。主人公のオーヴェの過去も良いです。どのようなことがあってそのようなお爺さんになったのかまた本当の彼は誰なのかを知れます。また主人公の俳優の演技も良いです。ただ指摘するとしても後半がちょっと駆け足になったのが気になりました。それくらいです。素晴らしい映画だったので是非
