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子ぎつねヘレンのcherryのレビュー・感想・評価

子ぎつねヘレン(2005年製作の映画)
3.1
小林涼子が可愛すぎる...!ドラマ砂時計や、魔王で彼女を知ったけど、今作では獣医の大沢たかおの娘を演じている。動物が早く病院から出ていけるようにと、願掛けにその動物の形のパンを作る場面は、健気な姿がとても印象に残った。
今作は視覚や聴覚、嗅覚を失った野生の子どものキツネを拾い、太一が一生懸命に育てていく物語。
母親が自分を置いて出ていったため、一人ぼっちのキツネを見て、彼は自分の姿と重ねて助けたくなった。2人が出会うシーンはとても良くて、彼が学校でのこと、家族のことを語りかける場面はすごく自然で愛らしく感じた。

突っ込みどころ満載で、前半は特に、太一の目線でその場で感じたことがそのまま描かれているから、どうしても安っぽく感じてしまった。また大事なシーンで大袈裟な効果音があるため、そういったものが作品を軽くさせてしまっていると感じた。

子ぎつねのために奮闘し、行動力のある彼と、それに応えようとしている子ぎつねを応援したくなる作品だった。
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