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アメリカンレガシーのkuuのレビュー・感想・評価

アメリカンレガシー(1992年製作の映画)
3.5
『アメリカンレガシー』
原題Silent Tongue.
製作年1992年。上映時間106分。

米国先住民の血を引く妻を亡くし、悲しみのあまり亡きがらから離れることができない青年と、そんな息子に新しい妻を買おうとする父の姿を描く。
劇作家・俳優として高い評価を得るサム・シェパー ドの監督作品。
その奇妙なビジュアルイメージによって形容し難い後味を残す異色の米国ウエスタン映画。

純朴な青年タルボット・ローは、出産のときに妻アウパニーを失い、 荒野に横たわる彼女の死体にいつまでも寄り添っとった。
せや、実はアウバニーは、アイルランド人の興行師マクリーがネイティブアメリカンの女を強姦して産ませた娘であり、タルボットの父ブレスコットが、馬と交換に金ずくで連れてきたのであった。
アウバニーは亡霊となってタルボットの前に現れ、自分の死体を早く焼き払うよう懇願する。
一方、息子を見かねたプレスコットは、アウバニーの味ヴェラダを誘拐してタルポットの妻にしようとする。。。

シェパード監督の作品には一貫して、親の世代と子の世代の乗り越え価値観の隔絶という問題が横たわっているそうだ。
本作品もまた、ウエスタンちゅう米国映画の古典ジャンルを通して、強き開拓者としての父ちゃんと純朴な息子の姿を描きだしてるかな。
シェパード監督は、あたかも血塗られた歴史の再現を試みてるように感じたかな。
和解や浄化では決して見直すことがで きひん歴史があるって云いたげな作品でした。
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