TS

ガス燈のTSのレビュー・感想・評価

ガス燈(1940年製作の映画)
2.9
古典的名作を鑑賞。あれ、『ガス燈』て二作あるんですね(°_°)
わけのわからないままDVDのB面を鑑賞したのですが、そちらが古い方であり1940年の英版。それに対し、世間的に有名なのが1944年の米国版である模様です。
こちらは80分程度で、有名な方は115分程度。本日はこちらを鑑賞しました。また後に有名な方もチャレンジしたいかと思います。

ある日、裕福な一家の叔母が何者かに絞殺されてしまう。それから10年。その叔母のルビーを取り損ねた犯人は、叔母のところにいたポーラを陥れようとするが、、

今作は1940年ということで、第二次世界大戦期であったため、日本では公開されなかったそうな。白黒でかなり粗めの映像です。

恋愛劇でもあるのですが、冒頭から犯人が誰かわかるので、心理劇でもあります。どのようにして犯人がルビーを取ろうとしていくのか、また、ポーラの精神はどう崩壊していくのか。その辺りを楽しむ映画だと思わされます。犯人が誰だというサスペンス映画的なものではないと思われます。

タイトルのガス燈は、物語の中ではそれなりにキーポイントになってきます。それにしてもガス燈なんて、あまりイメージがつかない。明治に入ってからの街灯などがガス燈だったかな?という淡い記憶がある程度です。

全体的にいうと、それ程でもないというのが正直なところ。しかし、年代的なことも考えると、この程の映画としては先駆的映画なのではと思わされました。

とはいっても、本命の1944年の方を見てないのでまだ何とも言えません。
このDVDにまさか二作も収録されてるとは思いもしませんでしたので誤算です(°_°)返却期限を考慮すると、また後回しにしてしまうかもですね。。。
TS

TS