ゆうた

ドモ又の死のゆうたのレビュー・感想・評価

ドモ又の死(2007年製作の映画)
4.6
奥秀太郎監督。胸が震えた。堕ちていくとき、人はどん底に突き落とされるのではなく、緩やかにすこしずつ堕ちていく。だからその変化に適応できてしまう。そして気づいたら何もかも変わってしまっているんだろうなー

人が堕ちていく感覚にはリアリティがあった。「渇き。」や園子温映画にはある種の非日常的なバイオレンスをエンターテイメントとして昇華しているが、「ドモ又の死」は観客が一緒に堕ちていける。自分とは違う世界だと思っている人って、実は出発点は同じだったと感じた映画でしたまる
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