チッコーネ

パトリックのチッコーネのレビュー・感想・評価

パトリック(1978年製作の映画)
3.0
SFサスペンスなオズプロイテーション、いきなり物語が始まる冒頭から、低予算が伝わる。
終始目を閉じないパトリックより、ヒロインのキャシーを中心に回る脚本、彼女の心優しく地に足の着いたキャラクターは好感度が高い。
ダイナミックなアクションはほとんどなし、タイプライターを媒介とした意思疎通場面はスリリングだった。
いくつかの状況を並走させる編集が続くのだが、焦らしが長く退屈する瞬間も。
鑑賞したのは本国版、イタリア公開版は音楽担当がゴブリン、そっちを観たかった気もする。