1957年の作品ですから、昭和32年ですか。ウルトラマンや鉄人28号より先輩です。当時、既に巨大ロボットによる侵略と言う発想があった事に驚きです。
丸と四角を組み合わせただけのシンプルなデザインは、芸術的ですらあります。それがキュッキュキュッキュ言わしながら動く姿は、可愛くもあり、神秘的でもあります。クロノスとは、このロボットの名前です。
このロボット・クロノスは、エネルギー不足に悩む宇宙人が送り込んだ、エネルギー吸収体で、核爆弾貯蔵庫など、多量のエネルギーを保有する施設ばかり狙ってきます。
そこで当然ながら対策が練られる訳なんですが、導き出した結論が、「ちょっと待て、本当にそれでいいのか?」と突っ込みたくなる物。しかもそれが成功するんだから、予定調和のレベルの話ですらなく、ご都合主義に近いですね。
まぁ61年も前の作品に、そんな事言うのは野暮ですね。( 〃▽〃)
基本は面白いので、機会があれば観る価値ありです。