ショウコ

スピーシー・オブ・コブラのショウコのレビュー・感想・評価

スピーシー・オブ・コブラ(2010年製作の映画)
2.9
インドの大味なB級ホラー…ではあるんですがヒロイン映画として見た方が正しそうです。蛇の精霊ナーガは有名ですけど女版はナギンと呼ぶらしい。神話ベースって事で実質マイティソーです(強引)
原題hisssは威嚇の擬音だそうな。「シャーッ」ってところ

コブラの姿でセックスしてたら彼氏コブラを人間に誘拐されたので奪い返しに行く🐍誘拐した人間はナギンの力で病気を治して貰いたかったんだけど、お願いじゃなくて人質(蛇質)を取って脅迫する手段に出たわけですね。いい感じに嫌な顔したおじさんで、ナギンを恐れる現地人をもナイフで脅す外道。ナギンはセクシー美女に変身して人間の街へと繰り出すのです

人間界の事は良く知らないらしく、言葉も分からずウロウロしてたらレイプされそうになって返り討ちにします。いやぁここのCGが粗くてビックリしましたよ。最初の変身がめちゃくちゃ綺麗だったので落差が凄い!ストップモーションみたいなカクカクで、一周して妙な味が出てました。

また「女の悲鳴」が聴こえるたびに駆け付けて酷い事する男を咬み殺したり丸呑みしたり。弱きを助ける謎の存在として密かに評判になっていきます。実際インドでは年間3万件ものレイプ被害が出ており、今もしつこくカースト制が根付いているため虐待と女性蔑視が酷いんだとか

そんなわけで女性には胸スカを提供し、男性には半裸美女の微エロでサービスしてるエンタメでしたとさ。女性監督らしさは出てると思います




シーンの切り替わりに白アウトやら黒アウト、反転など強い効果のあるものばかり使うもんだから目が疲れる。カットは細切れで酷いもんです。ややグロもありますが非常に雑。その細さで腸のつもりか?腹からうどん出てるのかと思ったわ

でも何かと映る文化は興味深く、追跡シーンなどの街並みや生活感が目に珍しくて飽きませんでした。路地でトイレしてる少年とか、あまり清潔じゃないところを見せてくる点にリアルを感じた。インド映画って綺麗でゴージャスにし勝ちですもんね。ちょっぴりダンスもあるよ!💃
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