Ark

戦場からの脱出のArkのレビュー・感想・評価

戦場からの脱出(2006年製作の映画)
4.4
パイロットとして飛んだ主人公ディーター。彼の操縦する戦闘機がベトナム側の攻撃により被弾、墜落してしまう。助かったがすぐにベトナム兵士の捕虜にされ、収容所に連れていかれる。そこで2年以上収容されている他のアメリカ軍兵士たちと共に脱走することに決めるのだが……。壮絶な実録。


レビュー400作品目に観ようと思っていた作品というのはこちらです笑 結局違う作品になりましたが笑

収容所ではベトナム人達が銃を持って何かを怒鳴ってくるが何を言っているのか分からないという恐怖。夜に手錠を外したり、脱走の準備をしてるのが見つかったら……という恐怖。緊張感や緊迫感が迫ってくる映画だった。脱走しサバイバルするシーンは過酷すぎて、このまま見つけてもらえないのではないかと不安になる。

クリスチャン・ベール主演作で毎回書いてることだけど、演技力と役作りには脱帽するよね。
虫をムシャムシャ食べるなんて私には出来ない……!生きてる虫を食べて笑ってるシーンはちょっとおぞましかったです。私なら耐えられる自信がない。他にも逆さ吊りにされてアリの巣っぽいものを顔に付けられるっていうおぞましい場面も。潔癖気味で虫嫌いの私がやられたら気が狂ってしまいそうな拷問ばかり。

マシニスト並に激痩せしているクリスチャン・ベール。マシニスト以外にも激痩せした映画があるとは知らなかった。今は、ついに実際に体型を変えなくてもメイクで変えられると気付いたそうなので、もうこんなふうに無理するのはやめていただきたい……。ご本人も、これ以上極端な体重の増減をするのはやめると仰っているそうなので、ひとまず安心笑
彼だけでなく他のキャストも激痩せしていてビックリした。脇役の役作りも何気に凄いんですよ。虫を食べてたのは彼だけでしたが……笑 しかも素手で……。
ヒルに血を吸われてたやつリアルに見えたんだけど、本当に吸ってたのかな?

「生きて帰るんだ」という強い意志と精神力が凄い。帰れなかった仲間を思うと悲しくなるけど……。
私が観たクリスチャン・ベール主演作の中では見たことのないテンションの役柄だったから新鮮だった。

スティーヴ・ザーンに見覚えがあり誰だっけなぁ~って考えてて、鑑賞後に見てみたらいくつかの作品で見たことがあるようなのだけど何の役だったのか全然思い出せなかった笑

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