浮浪者

天はすべて許し給う/天が許し給うすべての浮浪者のレビュー・感想・評価

3.5
通俗性の徹底が甘ったるさを創出し、典型化された困難が御都合主義をはらんでいくが、そのような感情/感傷を引き起こせる機能こそがメロドラマの真髄ではないだろうか。世界に充満するメロドラマ化された心理の発見と皮肉こそがサークの腕白さかもしれない。
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