ユミコ

クライヴ・バーカー ヘルゾンビのユミコのレビュー・感想・評価

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クライヴ・バーカー氏がエグゼクティブ・プロデューサーとして総指揮を務めた作品。

いつもの朝、父親が息子を起こしに行くと、その子はベッドで泡を吹いて意識を失っていた。父親は息子を抱え急いで病院へ。しかしそこには既に同じ症状の子供を抱えオロオロする親達が大勢いた。何故なのか全世界の9歳未満の子供が同時に漏れなく昏睡状態に陥ってしまった。
先の見えないこの事態を受け国連安保理は全世界での出産禁止を、米国では無認可の出産を禁じる法案を検討。そして妊娠を試みただけで投獄の可能性までも…… そうならざるを得ないこの状況。

───────ここら辺まではホラーというよりパニックものといった感覚で、未来どうなっちゃうの?的。

そして10年後、昏睡のまま表面的には普通に成長していた子供達がついに一斉に目覚め(その前にフェイント1回有り)そして大人達に集団で襲いかかる。彼らの視界に入った者全てを殺しにかかる。
迫り来る恐怖にパニクり、子供達から必死で逃れようとする大人達。何かに支配されているかのように見える子供達の魂は何処に行ってしまったのだろう……
若き彼らが何故にこうなってしまったかの原因は記されていないので謎が残る。
と同時にゾンビって出てこなかったのにこのタイトル。っていう謎も残る。
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