おらんだ

イン・グッド・カンパニーのおらんだのレビュー・感想・評価

イン・グッド・カンパニー(2004年製作の映画)
3.5
ダンはスポーツ雑誌の営業部門の重役。しかし思うように売上が伸びず、ある日彼の会社は大手企業に買収される事になる。そこで彼の新しい上司として親会社からやってきたのは、彼と親子程も年の離れた若者カーターだった。これまでと大きく異なる仕事のやり方に、ダンは困惑する。

「エージェントウルトラ」でムカつく管理職のトファー・グレイスを観て、この作品でもムカつく管理職を演じていた事を思い出した。今作で彼がムカつくのは管理職としてだけでは無いのだけれど。

とにかく、ペラッペラ。お上の威光と高学歴を笠に着てやりたい放題会社を変えていくんだけど、方向性が定まってないのでバラッバラ。そしてそれを自己認識している。ただ、そんな彼がダンとの交流の中で少しずつ変わってくる。

一方、ダンの方は引っ掻き回されてしっちゃかめっちゃか。ポストは降格されるわ、業態は突然変わるわ、挙句に娘に手を出されるわでもう大変。ただ、彼の偉いところはそれでも投げやりにならない所。仕事でも何でも芯を持って取り組むので、ブレないんです。

チックフリックかと思って観始めたらなかなかしっかり目のヒューマンドラマ。マイナー過ぎてどこのレンタルショップにも中々無いけれどそこそこ面白いですよ。
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