シネフィルmonk

地下室のメロディーのシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

地下室のメロディー(1963年製作の映画)
4.0
五年の刑期を終え出所した老ギャングのシャルル。彼は青年フランシスと組み周到な計画を立てて、再びカジノの現金を強奪する。 完全犯罪は成功したかに思えたが、意外な落とし穴が…。
:
フイルムノワール風だが、誰も死なない。CMなどでお馴染みの聞いたことのある音楽が秀逸。人生を知り抜いたような貫禄のジャン・ギャバンと、とんがっていて危険な香り漂わせるアラン・ドロン。二大スター競演に洗練されたモノクロの映像、ミシェル・マーニュのセンス溢れるモダンジャズの音楽、そしてアンリ・ヴェルヌイユ監督の卓越した心理描写が光るフランス映画史に残る名作。1963年のゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞している。
シネフィルmonk

シネフィルmonk