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下女のbebemamaのレビュー・感想・評価

下女(1960年製作の映画)
3.7
モノクロの韓国映画
ハウスメイドの元ネタ

冒頭の終わりのないあやとりが意味深

下女を雇うというから、物凄いお金持ちかと
奥さんがミシンの内職をして、やっと二階建ての新築の家を建てた様子
当時の韓国の社会情勢がわからないけど、それでも凄い成功者なのか
旦那はピアノ教師で、工場の女工相手に教えたり

こわー
下女、こわー
窓から覗く下女がもうホラー

女性三人とも色気があって、妖しい雰囲気
劇伴がドラマティック
ピアノ、ミシン、雷の音が効果的

下女の狂気
執着
絡め取られる
最初から仕草がもうネトネトと纏わりつく感じ

奥様の狂気
今の生活を守りたい
旦那の浮気より何より
それによって、下女との立場が逆転してしまう

家の中での緊迫感がずっと
毒の存在もあるし

階段がずっと画面を支配する
特に終盤の階段での下女の構図が凄い

後、アレは絶対ヒッチコック

あのピアノ教師は皆を虜にしすぎる
浮気相手に最後まで責任を取ったのか


と思ったら
最後
えっえー
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