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下女のびのレビュー・感想・評価

下女(1960年製作の映画)
4.3
再見。これを劇場で観れる幸せよ、、。ブルジョワ一家の主人がメイド(下女)に喰われていく不条理劇で、ヒッチコックの『下宿人』のような階段往来映画だった。階段は超絶ショットばかりで言わずもがな最高なんだけど、ツイッターのTLでも一時期流れた主人にバレないようにベランダで身を隠すメイドが完璧すぎた。どのショットを切り取ってもいちいち怖い。窓越しにこちらを覗くメイド!!キンタロー似の奥さんは不遇でならないけど、ラストで主人公が語りかけてくるように、結局のところ「男は若い女が好き」ってのも分からなくはない。『パラサイト』と同様上の人たちも下の人たちも必死に生きてました。
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