Aya

ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引きのAyaのレビュー・感想・評価

3.0
ヴィンス・ヴォーンがとにかくクズ。

「アントマン」シリーズの監督をエドガー・ライトが脚本完成後、降りた事により抜擢されたペイトン・リード監督の10年ほど前の映画。

ヴィンス・ヴォーンとジェニファー・アニストンか・・・いいなそれ・・・★

これ本編では説明されないことを邦題につけてくれてありがとうww
2時間て結構長いね。

ヴィンス・ヴォーンの出演作品てどコメディに見せかけて、実は真面目なメッセージが込められてることが多いイメージなんですよね。
今回はファブ郎が友達のバーテン役で結構出番も多い。
ファブ郎見ると「シェフ〜三ツ星フードトラックはじめました〜」が見たくなるのは病気ですか??

バスガイドのヴィンス・ヴォーンとアートディーラーのジェニファー・アニストン。
野球場で出会っただけでヴィンス・ヴォーンの猛アタックにより同棲開始。

家事を一切手伝わないで文句ばかりのヴィンス・ヴォーンに、ジェニファーはうんざり。
家族を囲んだ気まずいディナーが終わり、ついに大げんかに。

このヴィンス・ヴォーン、ダメな恋人の典型やんか・・・。

ついに寝室を分かつ事になった2人。
今までジェニファーが一人で全部やっていたであろう家事は誰がやってるの・・・?

結婚とか同棲とか、って育った環境も価値観も違う2人が一緒にする「生活」。
愛だけでは続かないし、愛がなくては意味がない。

私、ジェニファー・アニストンが100%正しいと思うんですけど。

相手を思いやる気持ちがないのがこの2人一番ダメだよ。
しかも、それがヴィンス・ヴォーンに全然伝わってないんですよ。

バーでファブ郎に愚痴ってるときも「レモンを買い忘れただけなのに・・・」とか言ってる時点でもう論点が噛み合ってなくて・・・正直、今すぐ別れた方がいいよお互い・・・。

映画が始まって20分でもう別れなよ・・・と主人公カップルに向かって思うことって珍しくない?!

いきなり見たことないレベルでロン毛のジャスティン・ロングが若い・・・あんま年取らないし見た目変わらないイメージありますけどね。

でもこの2人はお互いのことは考えず、最初の方は別れる、という方向ではなく、どちらがマウントを取れるか?合戦をかなり派手にやってのけるんですよ。

しかしそれを友達の前でやっちゃって、他人から見ても(私たちと一緒やw)、Break upへ話を進められる。
家が売れたら、別々に暮らせと。

終盤に、ジェニファーにも非があったな、って本人の口から出るんですけど、ほっといた自分が悪いとか、言えばよかったとかそんなん・・・。

いや!!

察しろ!!!

気遣いが足りなすぎだヴィンス・ヴォーン!!
でも、言わなきゃ伝わらない、というのも確かにそうで。

「ご飯は?」

って疲れて仕事から帰ってきて言いたくない。

「私、今日疲れててご飯作ってくれる?」

とかなんでこんな下から言わなあかんねん。
これすら言いたくないです。

「あー仕事めっちゃ疲れた。もう寝たいー」

でいけるやろ。
てか原因から目的まで全部言わないと、わかんない男がいるんですね・・・そういう奴結構クズやと思うけど。

私は

「ご飯は?」

って聞く前に

「今日疲れててご飯の用意無理」

って言える人がいい。

でもこれもやっぱり言わないとわかんない奴もいるんですよね。
じゃあ言える関係がいい。

だから、多分ヴィンス・ヴォーンは会社での態度を改めて、「ちゃんと伝える」ようになるんでしょうね。

この映画のジェニファー結構言ってると思うんですけど、ヴィンス・ヴォーン聞いてないだけやんか・・・やっぱこいつクズやと思います。

さっさと別れましょう。

ブラッド・ピットと結婚できたんだから、誰とでも結婚できるし他の男で、ジャスティンはどんないい人やったか知らんけど、とにかくもっとマシな人はガンガンいるし、他の人探そうよ!

てかこの映画の時の2人付き合ってたのかよ!!
こんな喧嘩する役なのによく付き合えるなw
逆にヴィンス・ヴォーンて役と正反対でめっちゃいい人とか?
ジェイソン・サダイキス的な?
でもこないだなんか飲酒運転で捕まってなかった?

は、置いといて、尊敬する長谷川町蔵さんも仰ってましたが「ジェニファー・アニストン」は相手が誰でも相性がいい」っていうの私も思ってるので、どんどんセクハラしたりストリップしたりしましょう!
(いや、言われなくてもやってるw)

多分、この映画のメッセージとしては2人の他人が愛という共通項だけで一緒に「生活」することの難しさ、この関係を円滑に進めるためにジェニファー・アニストン、ヴィンス・ヴォーン、2人それぞれが相手を思いやる気持ちが足りない、って言いたいと思うんですけど・・・あんま、そこは・・・上手くはないかな〜。

なんせヴィンス・ヴォーンがクズ過ぎです。
ジェニファー・アニストンの言ってること、やってることが圧倒的に正しいし「悪い奴じゃないし、友達ならいいけど一緒に暮らすにはちょっと・・・」を体現したヴィンス・ヴォーンもまあ偉いかな。
これ恋人関係じゃなくても、普通にルームメイトやったとしても揉めるパターンの2人やと思いました。

映画として、ちょっとやっぱり納得いかない脚本構成だし、ヴィンス・ヴォーンの心入れ替えました!も意味わからなかったので、ん〜へタクソってよりは足りない、って言い方のが正しいかな〜?

でもラストの曖昧で前向きな感じは好み。

Aya

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