コールドスリープの実験から目が覚めると、そこは26世紀だった。そして、人類はみなバカになっていた!この手のくだらない映画の中では、良作だったと思う。笑いどころがずっとあり、結構爆笑しちゃった。
基本アメリカのコメディのノリは好きじゃないのだけど、この作品は受け入れられた。理由はアメリカンジョークというよりは、ただのバカの発想というところだろう。だから、なんとなくみんな愛らしい。キャスティングも絶妙にバカっぽい人ばかりで、よくこんなに集めたなと(大衆含め)。
ぶっ飛んだ内容だが、この設定って意外と現実味がある。今の時代、何でもかんでもAIが好みのものをレコメンドしてくれるので、人間は考える必要がなくなり、その結果創造力が低下していくとされている。科学技術が進歩する中で、人間の能力は退化する可能性が十分にあるのだ。
ブラックコメディーで相当おバカな映画だが、なめちゃあかんよ。