かめのの

低開発の記憶-メモリアス-のかめのののレビュー・感想・評価

低開発の記憶-メモリアス-(1968年製作の映画)
4.5
キューバ映画の名作
あまり歴史とかには詳しくないので分からない部分もあったけどすごく好きな映画だった。どことなくフランス映画みたいでした。

ヨーロッパを理想として、キューバと人々を「低開発」と見下す主人公。
女性にだけは積極的で、偶然通りがかった若い女性エレナを洗練された都会の女にしようとするが、ヘミングウェイから避難所としてしか見られなかったキューバと同じように、エレナもまた「低開発」だと分かり興味を失う主人公。
「エレナにはまるで一貫性がない。ものごとを関連付けることが出来ないのだ。それこそ後進性の証だ」というセリフが好きでした。
また見直したいと思った映画だった。
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