コブラ

シェーンのコブラのネタバレレビュー・内容・結末

シェーン(1953年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

BD発売記念でレビュー書き直し。

世紀の人たらしの話。

「ウエスタン」を観た後ということで思い出したけど、そういやシェーンも初見時は面白さがわからなかった。
年齢的なものもあるけど、当時はやっぱり西部“活劇”が観たかったからだと思う。

割と近年、その人間ドラマの面白さに気づいてからというもの、
この映画における人間相関図、眠れる獅子を起こしてしまうという展開、罪と贖罪(の為の善行)、頭のおかしい暗殺者などなど、プロットからディティールに至るまでシェーンの影響下にある作品に出会うたびに唸る日々。


BD発売は歓喜だよ。
壮大で美しいグランドティトンの山々はもちろん、細かくはアイボリーグリップのホースレリーフまでくっきり見える!(劣悪画像廉価DVDではよくわからなかった)
HFのモデルガンで意匠は知ってたけど、アラン・ラッドの腰に収まるSAAに改めてウットリ。

エンディングのバージョン違いや生死論争など、ファンに考察する余地を与えているところもクラシックにしてカルトたる所以。自分もまんまとハマって久しい。


追記
牧畜主ライカーの視点に立って観ると、シェーンこそ開拓民スターレットが雇ったヤバい殺し屋というね。
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