キミシマユウキ

シェーンのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

シェーン(1953年製作の映画)
3.7
南北戦争後の西部開拓地、牧畜民と開拓農民のいがみ合いが続く中流れ者のシェーンがその土地に現れて…

1953年の西部劇映画。
アメコミ傑作『LOGAN』
にてリスペクトされていたので、
午前0時の映画祭にて鑑賞。


「シェーーン!カムバーック!」


のセリフだけは聞いたことがあるかも知れない今作。
王道の”流れ者系西部劇”として今も尚色褪せずに面白かった。
まず目に付くのが、アカデミー撮影賞を受賞しているだけある映像の鮮やかさと広大な自然。
映画オタク御用達のアスペクト比であるシネマスコープが西部の壮大な景色に見事マッチしており、おそらくデジタルリメイクもされているので美しい……いい時代だ。
ストーリーも単純明快で、
悪徳一家を倒すために地元と流れ者のシェーンで一致団結して倒しちゃうよって話です(笑)
酒場での喧嘩シーンのアクションなんかは古いものの興奮!
そしてラストの0.5秒の早撃ちシーンは伝説です。

キャストは特に知らず。
シェーン役のアランラッドも普段から西部劇主役を張っているわけでもなく、『市民ケーン』にでてたと聞いてもパッと浮かばない。
ただ2枚目でかっこよかったのは間違いないです。
あとは子役が無邪気でかわいかったです。

今作を見たあとにLOGANを観ればまた味わいが変わってくるのかな?
やはりいい企画ですね、午前10時の映画祭!(宣伝)

西部劇好き、LOGANが好きだった方、そして流れ者のおっさんになつきたい方にはオススメの作品。