名作映画特集にて。
アルフレッド・ヒッチコック監督初期作品の１つです。
ヒッチコック自身が企画し、妻のアルマ・レヴィルが脚本を手掛けたコメディ。
また、パリや地中海など、大規模なロケ撮影も見どころです！
単調な毎日に嫌気がさし、もっと人生を楽しみたい！と思っていた夫。
そんな時、ひょんな事から遺産を相続し、夫婦水入らずの世界一周旅行へと出発。
しかし、船内で妻はある紳士と、夫は某国王女と惹かれあってしまう…。
最初はコメディかと思わせ、
いざ物語が動き出すと昼ドラばりのW不倫モノになり、
そうこうするうちにサスペンス風味を帯びてきたところで
ジュール・ヴェルヌもびっくりの冒険譚になるという…
なんとも散漫かつイマイチ物足りない、
いえ、よく言えば贅沢なお話でありました。
ヒッチコック自身はこの作品がお気に入りでとても楽しんで撮影されたらしく、
それはスクリーンからも伝わってきました。
ナンセンスな話の中にも、身近なところに幸せはあるのだという教訓を伝えてくれます。
1番気になるのは、このお話はヒッチコック自身の新婚旅行での体験を元に作られたということ。
どの辺りのエピソードなのだろう？
W不倫ではないことを祈ります…！！
