このレビューはネタバレを含みます
「光の雨」を観賞後に続けて観賞。
辛い。井浦新が坂口弘役なのが救い。
比べてはダメだが「総括」がリアル。
革命戦士として完成する為には「総括」が必要だと言う。そして「総括」とは、自分自身を見つめ直し、自分の内面にある反革命を払拭することだと言う。ならば何故に身体(外面)を痛め付けるのか。命までをも奪うのか。
そして革命戦士として完成するという目的を逸れ、ついには「死刑」へと突っ走っていく。そうして、たった3カ月足らずの間に12人もの犠牲者を出した。
坂口弘と永田洋子の著作を何度繰り返し読んでも、彼らの行動の要因を私は理解できないでいる。
理解しなくても良いのかもしれない。「こんな事実がありましたよ」と知っておくだけで良いのかなと思う。