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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)のtokyowebtvのレビュー・感想・評価

5.0
連合赤軍に関する本は全部読んでいる私にすれば、遠山さんが全裸でエビぞりにされたとか、金子さんの胎児を取り出そうとしたとか、もっと残虐な方法で同志を死に至らしめた永田と森の行いをかなりソフトに処理していてホッとした。後半の死者は死に顔とテロップ処理だったのも良い処理だったと思う。
ただ、寺岡君の「こんなの革命じゃない」という断末魔の叫びは再現してほしかった。
20年前に自分でもシナリオにしようと試みたが、総括リンチのシーンが延々と続くので苦しくなって筆を投げたのを思い出す。
永田と森の醜き人格を描くには本作の描写で充分であった。
観客はこれでも、見ていられない程苦しんだと思う。
森の狂気を連合赤軍のメンバー全員で止めて欲しかった。
その悔しさを、加藤弟の
「みんな勇気がなかったんだ」
に集約したのが良かった。
獄中の服役犯たちは死ぬ前に観るべきだ!
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