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黒部の太陽のchipのレビュー・感想・評価

黒部の太陽(1968年製作の映画)
3.6
コロナ禍で人混みを避けていたころに、ダム巡りを始めました。
新緑の季節やこれからの紅葉の季節は特に気持ちがいいです。
雄大なダムとのコラボは最高!
黒部ダムにも行ってみたい…

この作品にも前から興味がありましたが、
何しろ196分の長尺…😅
雨の休日の今日、覚悟を決めて鑑賞。


昭和30年代…
ずっと資材運搬用のトンネル掘削の話でした。
未知の山、掘ってみなければわからない、
そんな場所、そんな時代。
トンネルを建設しながら調査、
調査しながら建設、って…!
人の手で掘っていく…
山崩れが起きて大量の水が来たり、
有毒ガスが発生したりで、
進まない工事が続く。。
見ていてつらかった。
落胆し怒る作業員、
殉職者も多数いたらしい。。
本当に大変だったんだな~
双方から掘り進めたトンネルがつながった時、
作業員たちが、男たちが飛び上がって喜んでいた。
たる酒を杓子で飲み、ヘルメットでかけあっていた…
皆さん、お疲れ様でした。。


三船敏郎さん、苦悩の表情が渋かった~
奥さんは高峰三枝子さん。
石原裕次郎さん、仕事にまっすぐでカッコよかった!
樫山文枝さんの淡いクリーム色のワンピースと帽子がステキでした。
宇野重吉さんと寺尾聡さんが親子共演していました。


196分の歴史の宿題が終わった気分です。
名作ですね。
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